UTMパラメータの正しい使い方:初心者でもできるウェブ集客の第一歩
オンラインマーケティングに力を入れたいけれど、「どこから始めていいか分からない」と悩む中小企業の経営者・マーケティング担当者の方は多いのではないでしょうか?
特に、ITサービスや飲食業、ECなど日々の業務が忙しい中で、限られた時間と予算を使って結果を出すには、“効果の見える化”が非常に重要になります。
その第一歩として、ぜひ覚えておいてほしいのが UTMパラメータ の活用です。これは、あなたのマーケティング施策が「どこから、どれだけ成果を出しているか」を正確に測るための鍵となる仕組みです。
UTMパラメータとは?
UTMパラメータ(Urchin Tracking Module)とは、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールで「どのリンクから来たのか」を追跡するためのURLに追加するコードです。
たとえば、あなたのキャンペーンで作ったURLがこうだとします:
https://yourcompany.com/campaign-page
これにUTMパラメータをつけると、次のようなURLになります:
https://yourcompany.com/campaign-page?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=summer_sale
このURLを使ってFacebook広告や投稿にリンクを貼れば、Googleアナリティクス上で「Facebookから何人来たのか」「他のチャネルと比べてどれくらい効果があったのか」が一目で分かるようになります。
UTMパラメータで設定する5つの要素
UTMパラメータは、以下の5つの要素で構成されます(必須は最初の3つです):
- utm_source(参照元)
例:facebook、newsletter、googleなど - utm_medium(メディア/手段)
例:social、email、cpc(クリック広告)など - utm_campaign(キャンペーン名)
例:summer_sale、launch_2025など - utm_term(キーワード)※任意
Google広告などで使うキーワードを記録できます。 - utm_content(コンテンツの違い)※任意
同じ広告内で異なるバナーをテストする場合などに活用。
なぜ中小企業にとって重要なのか?
中小企業の場合、マーケティングの予算は限られています。その中で「どの施策が成果を出しているのか」をきちんと把握しないまま運用を続けると、効果の薄い手法にお金と時間をかけ続けてしまうリスクがあります。
例えば、「Instagram広告とLINE公式アカウント、どっちからの流入が多い?」といった疑問も、UTMを正しく設定することで答えが見えてきます。
さらに、社内や上司に「どの施策が成功しているのか」を報告する際の根拠データとしても使えるため、施策の改善や意思決定のスピードも高まります。
活用方法のステップ
- リンクを作成する
Googleが提供している Campaign URL Builder を使えば、誰でも簡単にUTM付きのリンクが作れます。 - 配信チャネルごとに使い分ける
Facebook用、Instagram用、メール用など、それぞれのチャネルに合わせてURLを分けましょう。 - Googleアナリティクスで確認する
集客 > すべてのトラフィック > チャネル or ソース/メディア で効果測定が可能です。 - データに基づいて改善する
効果の高いチャネルには予算を厚く、低いチャネルは停止するなど、データドリブンな判断を。
まとめ:今すぐUTMを取り入れよう
UTMパラメータの導入は、特別な知識や高額なツールがなくても、今日からでも始められるマーケティング改善策です。
小さな工夫で、限られたリソースの中でも効率よく成果を上げるための第一歩となります。
まずは自社のSNS投稿やメール配信のリンクにUTMをつけるところから始めてみましょう。
「どこから来て、どこで成果が出ているのか」が分かるようになると、マーケティングの面白さも見えてくるはずです。
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