問い合わせフォームのCVRを高めるための改善チェックリスト10項目

自社サイトのアクセス数はそれなりにあるのに、「お問い合わせが来ない」「資料請求が伸びない」と悩んでいませんか?
実はその原因、フォームの設計ミスかもしれません。どれだけ魅力的な広告やコンテンツを用意しても、最終ステップであるフォームで離脱されてしまっては、リードは獲得できません。

今回は、ITサービス、ECサイト、飲食業などの中小企業で、限られた予算でもすぐに実践できる「フォーム改善チェックリスト10項目」をご紹介します。


【1】入力項目は最小限に絞る

「会社名」「部署名」「役職」「電話番号」など、必要以上に聞きすぎていませんか?
フォーム離脱の最大要因は「入力が面倒そう」です。まずは名前・メールアドレス・問い合わせ内容など、3〜5項目以内に絞るのが基本です。


【2】スマホ対応は万全か?

今や約7割以上のユーザーはスマホからアクセスしています。スマホで見たときに「入力欄が小さい」「スクロールが長い」「ボタンが押しづらい」などがあると、それだけでCVRが下がります。モバイルファーストで設計されているか確認しましょう。


【3】送信ボタンの文言を最適化する

「送信」「お問い合わせ」だけでは、ユーザーの行動を後押しできません。
たとえば「無料で相談する」「今すぐ資料を受け取る」など、具体的かつポジティブな文言に変更するだけで、CVRが改善することがあります。


【4】フォームの上にメリットを明記する

なぜこのフォームに入力する価値があるのか?を伝えていますか?
「たった30秒で完了」「専門スタッフが24時間以内に返信」など、ユーザーが得られるメリットや安心感を冒頭に一文入れるだけで、心理的ハードルが下がります。


【5】エラー表示が分かりやすいか?

入力ミスがあっても、どこが間違っているのかが分からないフォームはユーザーにストレスを与えます。エラーはリアルタイムで表示され、どの項目に問題があるか明確にしましょう。


【6】入力補助を取り入れる

例:郵便番号を入れると住所が自動入力される、電話番号に自動でハイフンが入る、など。
こうした入力サポート機能があると、ユーザーのストレスを軽減でき、離脱率が下がります。


【7】完了ページとサンクスメールを最適化

「送信しました」だけの完了ページでは、もったいない。
代わりに「◯◯様、ありがとうございました!1営業日以内にご連絡します」といったパーソナライズされたメッセージや、**次のアクション(ブログ記事・SNS・事例紹介など)**への導線を設けましょう。


【8】プライバシーポリシーやセキュリティ表示を忘れずに

個人情報の入力に対して、不安を感じるユーザーは多いもの。
プライバシーポリシーへのリンクや、SSLなどのセキュリティ対策表示があるだけで、安心感がアップします。


【9】フォーム離脱のヒートマップ分析を活用する

フォーム改善は“勘”ではなく“データ”で行うべきです。
無料〜低価格で使える**ヒートマップツール(例:Microsoft Clarity、Hotjar、Ptengine)**を使えば、ユーザーがどこで離脱しているのかを可視化できます。


【10】ABテストで小さく改善を重ねる

いきなり大きく変えるのではなく、「ボタンの色」「項目の順番」「ラベルの文言」など、1つずつテストしながら改善するのが成功の近道です。Google Optimize(※2025年現在はサービス終了)に代わるABテストツールとしては、VWOやOptimizelyなどがあります。


最後に:フォーム改善は“施策の終点”ではなく“始まり”

フォームは単なる入力ページではなく、「顧客との最初の接点」です。
その体験がスムーズで心地よいものであれば、その後の成約率や満足度にも好影響をもたらします。アクセスがあるのに成果が出ないと感じている方は、まずフォームの改善から着手してみてください。

限られたリソースでも実行できる、小さな改善の積み重ねが、大きな成果を生み出します。


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